使用ドライバー紹介

ご存じ無い方の為にはじめに断っておきますが、「ドライバー」というのは、(DTMの場合)音源を駆動(Drive)させるもの(-er)から来ている言葉で(←だと思うんだけど…^^;)、簡単に言ってしまえば、音楽を演奏させる為のソフトウエアの一種です。 決して運転手のことではないのでご注意ください。(笑) なお、文中に専門用語(笑)が多数出てきますが、わからない場合は用語集をご覧ください。m(_ _)m 

PSG
矩形波Discの冒頭7曲と21トラック目は、汎用のドライバーは使っていません。 しかし、2,3トラック目以外は1/60秒タイマ割り込みをマシン語で乗っ取って、MSX-BASIC上でありながら、デチューン、ノイズ割り込みなどができるようになっています。(これは矩形波DiscのPSG曲ほとんどに言えることですが) これは、当時ベーマガ上で流行っていたテクニックですが、これだけでも貧弱なPSGが随分協力な演奏モジュールに生まれ変わるのです! 例えるなら、300円のクリスマスケーキに1000円分の金粉をまぶしたような感じでしょうか?(なんぢゃそりゃ)
PSG Sound Creator Ver 1.0
矩形波Discの8〜16トラック目に使われているドライバーで、私Wiz.謹製のヤツです。(笑) …っても、実はそれ以前のトラックと同じく、1/60秒割り込みでPSGに横ヤリを入れているだけなので、正確には「ドライバー」ではないのですが…(^^;) というわけで、このドライバーは、正に過去作ってきた「PSG横ヤリプログラム」(笑)の集大成と言えるもので、通常のBASICのPLAY文で、ポルタメント、オートエンベロープ、ビブラート、ドラム(バスドラ、スネア、ハイハット、シンバル、タム) が使えてしまいます。 コンセプトはズバリ、「PSGでムチャをしよう!!」(爆) 新しい命令を増やせない、デフォルトのBASICのMMLでこれらの機能を実現させるわけですから、MMLもスゴくムチャな指定をしてまして、Mコマンドを各bitで分割して、下位n-bitが何の機能で、上位n-bitがポルタメントのターゲット周波数で…とか、どの音程で鳴らすとスネアで、その1音下がハイハットで…とか、ある音量で鳴らすとこの音が出るけど、別の音量で鳴らすと別の音とか…本当にムチャしてます。 おかげで、当時の通常のBASIC上からは絶対に慣らせないような音楽になってまして、当時を知る人にとっては目から鱗鼻から牛乳状態でしょう。(笑) ただ、PSG3音しかないのにムチャしてるので、曲によってはチャンネルが足らずにスカスカした音になっているのがタマにキズですが…(^^;) これが、PSGが24chくらいあると随分違うかもしれませんね。 ちなみに、感のいい方なら「Ver1.0ということは2.0もあるのか??」というふうに考えがちですが…構想8年、未だ完成しておりません。(^^;) 今更使う人なんているのかしらん、なんて思うのですが、リクエストがあれば作ってみようかな、なんて最近考えています。 MIDIやPCMなど、これだけ十分なパソコン音楽環境が揃った今、敢えてPSGのみに機能を絞ったドライバ、なんてのも面白いかも知れませんね。
  
 
PSG Sound Creator Entry-set
名前からも解るとおり、前述の「PSC1」をベースに…しているわけではなく(^^;)、PSCを作った時の技術を使って作った新しいドライバー(もどき)で、こちらも私Wiz.謹製です。 矩形波Discのトラック17〜20がコレです。 こちらのコンセプトは、前述のPSC1とは正反対で、「とにかくPSGを美しく鳴らす」ことに重点をおきました。 そこで、このドライバではPSC1で省略されていたデチューン機能をはじめ、より深いビブラート、ちょっとだけ進化した(笑)ソフトエンベロープ機能などを備えています。 PSC1と比べ、こちらは純粋にPSGの美しさを引き出してるといった感じで、わずか4曲しか作ってませんが、どの曲も涙がちょちょぎれるほどいいデキだと私は思ってます。 ちなみに、これら4曲は、のちに後述の「FMP」に移植してPC-9801でも聴けるようになったんですが、矩形波DiscにはオリジナルのPSC-E版(MSX)を収録してあります。
さうんど君
これは、前述のまでとは違い、(一応)ちゃんとしたドライバで(MSX-BASICのMMLに依存しません)、ベーマガでちょうどSCCの解析特集をやってた頃、「SCCを操作できるドライバ」ということで掲載されたものです。 矩形波Discの22〜30トラックがこれで演奏させたものです。 SCCが操作できるということで、非常に魅力的な存在であった反面、「リストを打ち込むのがめんどくさい」「当時使ってたMSX(隣の家から借りていたFM-Xという富士通製(!)のMSX)では使えない」ということで、実際に使い始めるのは、それから少し後のことだったと思います。 ちょうど私のマシン語の師匠であるヴェノム師匠(笑)がこのドライバを打ち込んで使っているということで、完成したバイナリをいただいてデータレコーダ(^^;)に保存し、早速使い始めたのでした。 実は、このドライバかなりの曲者で、SCCの発音が濁る(これはドライバの仕様か私の音色づくりのマズさか、はたまた師匠の打ち込み間違いか(笑))、テンポがずれる、そして…作っているうちにメモリを圧迫して、最後はバグる!!(T_T) というわけで、文法的には合っているはずなのに、途中でバグって完成しなかった曲が2曲ほどあったりします。(T-T) 本当はスゴいのができるはずだったのに残念です。 …とまぁ、いろいろと不都合もあったわけですが、当時はSCCを操作できるドライバとしては(一般に知られているのは)これくらいしかなかったので、初めてSCCの音が出たときには狂喜乱舞したものです。 ちなみに、SCCというのは少々特殊な音源で、FM音源みたいに「変調して音を作る」のではなく、なんと「波形を直接メモリに書き込んで音色を作る」というものでした。 なので、今なら「矩形波の何倍音を掛け合わせればこんな音になるのかな」という推測はできるんですが、当時の私には訳がわからず、なんと1mm方眼ノートにてきとーに絵を描いて、それをデータ化して音色を作ってました。(!) 嘘のような本当の話です。(^^;) ちなみに、波形の見た目と音色は結構関係があって、丸っぽい波形を描けば柔らかい音になるし、とがった波形を描くと、ちゃんと鋭い音がするから面白いもんです。 
MGS
これは、なんとMSXの標準(?)音源がフル装備で演奏できるドライバで、元々同人ソフトとしてパソコン通信などで広まったドライバのようですが、私は今や亡きMSX-FANの付録ディスクでその存在を知りました。 このドライバはかなりのスグレもので、MSX内蔵PSG3音+MSX-MUSICのFM音源6音+ドラム音+SCC5音が全て慣らせてしまうという素晴らしいドライバでした。 MSX-FANに載った頃のバージョンは、イマイチ「痒いところに手が届かない」もどかしさもありましたが、最近はかなり改善されているようです。 更に、サークルGIGAMIXさんが、ついにMGSDRVのサポートページを作成、Windows版も出るかもしれないとのことで、これからも大注目のドライバです!! 実は、このドライバはあまり使ったことがなかったのですが(^^;)、今回のCDの為に壊れたMSXを修理し、新しく打ち込みました。 矩形波DiscのどこかにこのドライバのSCCパートのみを使って演奏させた曲がありますので、持ってる方は探してみてください。 今後、FMPと共に色々と使い倒していきたいドライバの1つです。
OPLL driver
これは、その名のとおり、OPLL音源(用語集参照)を駆動させるためのドライバなのですが、実は同名の音源ドライバが多数あって紛らわしかったりします。(私が知ってるだけで3つもある^^;) で、「Wiz. History SEIGENHA Disc」に収録されている2曲に使われているのは、MSX-FAN誌の付録ディスクにもついてた、Ring.氏作の、MSXのFM音源を演奏させるドライバです。 最大の特徴は、BASIC上から比較的簡単に演奏させることができる点で、MSX-BASICでMMLを書いていた人なら、すんなり入ることができました。 残念ながら、SCC音源は平行演奏させることができませんが、性能的には十分なものを持っていたので、割と痒いところに手が届く的ドライバだったと言えます。(当時、MGSは今ほど使いやすくなく、「イマイチ痒いところに手が届かない」といった印象が強かったです^^;) また、MSX-FANに収録された、OPLL driver を使ったBGMつき紙芝居のようなもの(すいません、題名忘れました^^;)のデキが非常に良くて、印象的だったのを覚えてます。
FMP
これは、PC-98x1上で、NEC純正音源及びその互換品や、「スピークボード」というサウンドボードを演奏させることのできるドライバです。 PC-98x1上で動く音源ドライバで有名なものに「PMD」というのもありますが、PMDはコンパイラがシェアウエアで(※現在、フリーウエアとなっているようです)、ゲームなどに組み込んで使うことを想定している為に少々敷居が高いのですが、その点FMPは(PMDに比べれば)解りやすく、多数のユーザが便利なツールを多数発表しており、周辺環境を含めるとPC-98x1では最高のドライバと言えると思います。 私Wiz.も、コミケで売られていた同人Disc「FMP Music Disk」にVol.5から参加しておりましたが、残念ながら1998年冬を最後に終了してしまいました。 それ以来、暫くFMPから遠ざかっていましたが、最近またいじりはじめたら面白いのなんのって。(^^) 音色作りはできるわ、PCM使えるわで、もーウハウハです。(笑) また新しい曲をこれからも作りたいと思っている今日この頃です。