よいこの用語集(笑)

PSG
Programable Sound Generator の略(だったと思う^^;)で、基本的に矩形波3音とノイズが出力できる音源チップ。 MSXをはじめ、当時の8bitパソコンなどに多数搭載されており、現在でも GameBoy や NEOGEO Pocket などでその音を聴くことができる。 中には、SEGA-MARKIIIのように、ノイズを別に1チャンネル持ってるものや(←記憶違いかも^^;)、ファミコンのように三角波が出せたり上下の波形の比率が変えられたりするもの、果ては波形をメモリに記憶させておき、様々な音色が出せるもの(SCCやPC-Engine、namcoPSGなど)も存在した。
SCC
KONAMIがMSX用ゲームカートリッジに載せていた特殊な音源チップ。 波形メモリを持ち、最大5音鳴らすことができる。(MSX本体の持つPSG3音と合わせて最大8音) SCCとは、SCCが最初に載った GRADIUS2 のマニュアルによると、Sound Control Chip の略ということだが、Sound Creative Chip の略という説もある。 波形を表すメモリが、1波長32bytesしかない為、鳴らすと矩形波の合成音のような独特な音がする。 ちなみに、KONAMIがSCC以前に発売していた「新世サイザー」というソフトは、SCCの波形メモリを1波長64bytesにしたものが1音入っていたと言われる。(←持ってないので詳しいことは知りません^^;) 余談だが、SCC搭載ゲーム第1号は F1SPIRIT のハズだったのに、諸事情で GRADIUS2 が先に出てしまったというのはあまりに有名な話である。 
MSX
Windowsの「う」の字もない頃の1983年、Microsoftが世界戦略の為(←本当かよ^^;)世に送り出した、当時としては画期的な統一アーキテクチャのパソコン規格で、多数の家電メーカから発売され、全世界で400万台以上も売り上げた。 MSXの名前の由来は、多数の説があるが、MicroSoftX の略である、という説が最も有力である。 私はてっきり Microsoft のパソコンだと思っていたのだが、気づいたら ASCII が商標登録してました。(笑) そのASCIIも、いつの間にかCSKに乗っ取られたとのことで、時代を感じてしまう今日この頃。(^^;) 会社は乗っ取られても、雑誌などのC調加減(死語)は是非これからも続けていただきたい。
ベーマガ
電波新聞社から発売されている(←もしかして、もうなくなっちゃいました?^^;)パソコン雑誌「マイコンBASICマガジン」の略。(←当時は「パソコン」のことを「マイコン」と言ってたんです) BASIC言語で作成されたプログラム(当時)を広く募集しており、その中に「ザ・ゲームミュージックプログラムコーナー」という、ゲームミュージックをMML言語で打ち込んだものを掲載するコーナーがあり、打ち込み野郎にとっては、まさにカリスマな雑誌であった。(笑) かの有名な古代祐三氏(YK-2)や、YsIIの一部の曲を作られた永田英哉氏(Yu-You)などの著名な方々の打ち込みリストも掲載していた伝説の雑誌である。
マシン語
機械語のこと(←ってそのまんまやん^^;) 「アセンブリ言語」なるものを耳にした方もいらっしゃるだろうが、正にそのことである。 上記ベーマガにて当時、PSGを美しく鳴らすテクニックとして、1/60秒割り込みをマシン語で乗っ取って、BASICではできないような変調をPSGに加えるというのが流行っており、これを自前でやる為に、私の友人のヴェノム師匠(笑)からマシン語を習い、必死に覚えたものである。 当時は、一般人が「アセンブラ」なんて高級なツールを持っているはずがなく(←いや、私が貧乏なだけかも^^;)、「ハンドアセンブル」といい、ノートにニモニック(命令)を書いて、それを命令表とにらめっこして16進数の数値に変えるという方法でプログラムしていた。 おかげで、1ステップ書き直すと相対ジャンプ命令などは全部書き直すハメになり、ジャンプ先が間違っていて暴走なんかすると探すのに3日かかったという。(笑) こんなことばかりしてると、Z-80のマシン語くらいなら、ある程度は16進数見ただけでプログラムの構造がわかるとかわからないとか…(^^;)
ちなみに、手元の文献(笑)に、こんな記述があるので紹介しておこう。
「1度でもマシン語の世界に足を踏み入れると人格が破壊されるなどと噂されるほど恐れられ、別名『魔神語』と呼ばれている」(MSX POCKETBANK11 「とにかく速いマシン語ゲーム集」より・アスキー出版局)
MML
MusicMacroLanguageの略。 和訳すると「音楽の大きな言語」…??ぉぃぉぃ(^^; 要するに、パソコン上で音楽を演奏させるために使われる言語のことで、BASIC上では五線譜も四分音符も書けないので、それを表現する為に開発されたものである。 基本形は音程+音調で、例えば「ラ」の音を付点四分音符で鳴らす場合、「a4.」などと書けばよい。 高機能なMMLには実に様々な機能がついており、譜面で入力するよりも遙かに細かい表現ができる場合がある為、GUIとMIDIで本格的なパソコン音楽環境がある現在でも愛用している人は多い。
ソフトエンベロープ
MicrosoftBASIC系のPSG操作MMLには「S」コマンドというのがある。 これを使用すると自動的に音量変化を創り出すことができ、矩形波1音しか出ないPSGに様々な表現を可能にした。 これをハードエンベロープというのに対し、ソフトエンベロープとは、ソフトウエア、つまり人間が地道に音量変化コマンドを打ち込むによって、ハードエンベロープでできないような繊細な音量変化を行わせる技法である。 ソフトエンベロープはPSGによる音楽演奏の基本テクニックで、これがあるのとないのでは聞こえ方が全然違うと言っても過言ではない。 ちなみに、PSG以外(FM音源やPCM音源など)では、あらかじめエンベロープ(音量変化)パターンが決められているものが多く、ソフトエンベロープはあまり用いられない…かもしれない。(あたしはFM音源でもよく使いますが^^;)
デチューン
出ました!(笑) 80年代後半〜90年代前半のベーマガのGMプログラム読者なら知らない人はいない単語ですね。(笑) これは、同じ音程の音をわざと数Hzずらして(De-Tune)同時に鳴らすことによって音に厚みを与える技法で、別名「コーラス効果」とも呼ばれてました。 これは正に正確に音を鳴らすことのできるコンピュータミュージック独特の技法で、デチューンをかけたPSGの音色は、この世で一番美しい音色であると言っても過言ではないでしょう。(有名なのが、YsIIの「ランスの村」でかかるメロディの音色。 あれはまぎれもなくデチューンによるPSGの音色です)
LFO
LFOとは…はて、ナンの略だっけな?(^^;) 忘れちゃいました。(爆) 動作としては、「周期的な変調」ということで、よくビブラート(定期的に音程が上下する。上手い歌手がやってるアレです)の意味として使われていました。 ちなみに、これは正確には「音程LFO」で、「音量LFO」に当たるのが「トレモロ」と呼ばれるものです。 デチューンと合わせてPSGで使うともう無敵ですね。(笑)
ピッチベンド・ポルタメント
どちらも音程をなめらかに変化させる技法のことで、「ポルタメント」が音の切れ目をなめらかに変化させるもの(A-JAXのネームエントリーの曲とか)、「ピッチベンド」は、音の発音途中で音程をなめらかに変化させる技法…だと思うんですが、実は詳しくは知りまへん。(^^;) ちなみに、あたしの周辺では昔これらの事を、その聴いた感じから「うにょ〜ん」と名付けてました。(笑) でも、「うにょ〜ん」って言葉、語感が全てを表してると思いません? 今度から「うにょ〜ん」にしましょうよ、世界標準で。(笑)
FM音源
YAMAHAが開発した音源チップで、Ferquency-Modulation の略…だよね、確か?(人に聞いてどーする>拙者) 日本語に直すと「周波数変調方式」ということで、サイン波(時報の音色。サイン波以外を出せるFM音源もあるらしい)をいくつか掛け合わせて音色を作ることができる。 ちなみに、サイン波の発振機をオペレータ、オペレータの組み合わせの形態をアルゴリズムと呼び、「4オペレータ8アルゴリズム」などのように、FM音源の性能の1つの目安として使われていた。 当然、オペレータの数が多いほど複雑な音色ができるが、はっきり言って4つ以上もあったらどーやって音色作ったらよいのか、よくわかりまへん。(苦笑) 後に出たPCM音源(後述)に比べると、自然音に近い音を作るのは至難の業だが、逆にFM音源でしかできない独特の音色を作ることができる。 元々は、YAMAHAのDX-7というシンセサイザに搭載されて一躍有名になったチップだが、その後もNECをはじめとする数々のパソコンや、アーケードゲーム(=ゲームセンターのゲーム)の音源として搭載されたので、私と同じ世代の人なら必ずどこかで耳にしているはず。
PCM音源
PulseCodeModulation の略…だったと思う。(自信なし) もはや、今のパソコンでサウンドボードを購入すると、必ず載っているはず。 あの、Windows起動音の「ぱぱーん」とか「ほわあ〜〜〜ん」って音を鳴らしてるのもコレ。(笑) この音源は、既に存在する音を録音し、デジタルデータ化して再生することで、モノホンの音と遜色ない音を出すことができる。 昔は、カセットテープやレコードで再生していた音楽が、今やほとんどCDやMDになっているが、全てはこのPCM方式のお陰でこれらのメディアにデジタルデータとして記録できるようになったから、ということを考えると結構スゴい。
FM-PAC
FM-PanaAmusementCartridge の略。 元々、PACっていう、SRAMを積んだMSXのゲーム用バックアップカートリッジがあったのだが、それにOPLLという2オペレータのFM音源を積んだものがコレ。 ちなみに、元々MSXには「MSX-AUDIO」というFM音源の規格があったのだが、カートリッジが特殊な形をしていて、Panasonic系MSX以外だと、挿すとバランスが悪くなるため、普及しなかったという。(本当は、PCMを積んでたため、値段がべらぼーに高かったのが普及しなかった原因と言われているらしいですが、前述のことも関係あるらしい) …で、その後に出たこの「FM-PAC」は、値段も手頃で、多くのゲームで対応した為、結局MSX2+からはこっちが「MSX-MUSIC」として標準となっている。(載ってない機種もあるそーですが) FM-PACの音源は、2オペレータの為に、どちらかというと柔らかい雰囲気の音色に、プリセット音色のぽこぽこドラム(笑)が特徴だが、音色メモリが1音色分しかなく、FM音源の醍醐味である「音色作り」に適さず、あまり作者ごとの個性が出せなかったのが非常に残念である。 ちなみに、FM-PACの音は、セガのマスターシステムというゲーム機(メガドライヴの前に出たマシン)とほぼ同じ音がする。
OPN
PC-8801mk2SR系、PC-9801系(PC-9801-26K互換)などのサウンドボードに搭載されていたFM音源チップの総称。 4オペレータ8アルゴリズムという、標準的なFM音源で、普通はFM音源*3、PSG音源*3という構成になっている。(何故かNEC機では「SSG」って呼んでるのが不思議です^^;) 古くからのパソゲー、ゲームミュージックファンなら、間違いなく「イース」「ソーサリアン」などの曲を聴いたことがあると思うが、これらは(CD化されているのは)ほとんどOPNから奏でられていたのである。 ちなみに、OPNの上位互換のFM音源を「OPNA」と総称し、これにはFM音源が6音、更にPCMとリズム音源が搭載されている。 PC-8801の「サウンドボードII」、PC-9801の「PC-9801-86」、メガドライヴの音源などがこれに当たる。
PC-98x1
80年代末期〜90年代前半に圧倒的シェアを誇った、NECのパソコン。 あまりの圧倒的なシェアに、かつては「国民機」と呼ばれていた。 しかし、Windowsという大きな時代の波が、パソコンのハードの細かい違いをOSで吸収できるようにしてしまった為、オープンアーキテクチャのAT互換機(DOS/Vと呼ばれるパソコン)にシェアを奪われてしまった。 現在では逆にその独特のアーキテクチャの為、Windowsでも動かないソフトが存在するという、悲しいマシン。 (ちなみに、現在ではNECは「PC-98NX」という、「AT互換機」互換機を出している。(笑) でも、残念ながらPC-98x1互換ではない。) しかし、かつては圧倒的シェアであった為、現在でもあちこちの企業などで使われているらしい。(^^;) …で、今のWindowsマシンでは、個人レベルでハードウェアにアクセスするプログラムを書くのは難しいが、PC-9801なら(同じPC-9801系なら)ハードウェアのアーキテクチャが一緒な為、ハードウェアを叩いてしゃぶり尽くすプログラムなどが色々存在する。 私が使っているFMPというドライバも、Windowsのハードウェアで実現するのが難しい逸品。 だから、「古いハードほどFM音源をしゃぶり尽くせる」と「FMP A GoGo!!」で書いたわけですな。 しかし、今の恐るべきハードウェアの進歩は、FM音源をソフトウェアでエミュレーションし、Windows上のPCM音源で鳴らすという芸当も可能にしてしまった。 WindowsでFMPを鳴らすことのできる WinFMP もその賜物である。 ちなみに、PC-9801系マシンは絶滅したかのように思われがちだが、実は今でもNECから細々と最新機種が出ているのだ。(MateR) なお、旧機種(486以下)に関しては、秋葉の露店やジャンク系ショップで、今や3桁〜4桁前半の値段で入手することができる。 そのうちなくなるかもしれないので、今こそ買いだ!!(笑)